2008年07月14日

法廷通訳人が内情を暴露 その2

Erik Camayd-Freixas教授のエッセイです。かなり心が揺り動かされる内容ですが、冷静に読むと少々論理の飛躍があるというか、感情的な部分があるのは否めません(感情に訴えかけるのが狙いの一つなのかもしれませんが)。それにしてもここまで内情を暴露したら、当の通訳者にはどのような処分が課されるのか。それにも注目が集まっています。

司法通訳人が仕事中に、個人の倫理観に反する事象に直面したらどうするべきか?また、適正な司法手続きがとられていないと感じたときはどうするべきか?色々と考えさせられる事件です。  
続きを読む

Posted by マイキー at 20:48Comments(0)TrackBack(0)通訳倫理

2008年07月14日

法廷通訳人が内情を暴露 その1

アメリカの司法通訳人のあいだで大きな話題になっている事件です。5月にアイオワ州で起きた米国史上最大の不法移民の摘発で、「司法手続きに重大な誤りがあった」とベテラン通訳者が告白したのです。そもそも話してよかった内容なのか否か、それも確かに問題なのですが、司法のプロが(裁判官や検察官、弁護士も)特に問題視していないのに司法通訳人が大事にするのもどうか、これは微妙なラインですね。このラインを軽視すると司法通訳人全体の信頼が損なわれるため(事前に資料をもらえなくとか)、慎重な議論が必要になりそうです。

政府側に一つ問題があるとすれば、Camayd-Freixas教授を含む26名の司法通訳人は事前に通訳の内容を全く知らされなかったとのこと。これでは(利害関係などから)仕事を断る権利が著しく損なわれるため、司法通訳人が一致団結して働きかけていかなければなりません。「言われたら黙って来い」が通用してはいけないのですから。  
続きを読む

Posted by マイキー at 20:38Comments(0)TrackBack(0)通訳倫理