2008年05月16日

ど忘れはかなりかっこ悪い

火曜日の法廷通訳は長丁場だったのだが、後半は疲れからか、いくつか知っている単語をど忘れした。こういう時はかなりかっこ悪い、というか気まずい。特に今回のように傍聴席がほぼ満席の状態だと、こちらもあせる。幸いなことに沖縄で外国人事件を担当する弁護士は大体決まっていて、英語も堪能なので、助け舟を出してくれた。これがなかったら辞書を引くはめになるのだが、この時間がなんともいえなく痛い。クイズミリオネアの司会・みのもんたが10人並んで「ファイナルアンサー?」と睨みを利かせているような感じなのだ。

今回ど忘れした単語:

差し歯 false tooth
下士官 NCO (non-commissioned officer)


普通ならポンポーンと出てくる単語なのだが、ドつぼに一度はまるとなかなか脱出できない。下士官なんて、なぜか聞いた瞬間に「可視官」という変換ミスとしか思えない意味不明な単語を頭に浮かべてしまい、一度浮かぶとこれがすぐに消えない。可視。可視。可視可視、可視。新人のみなさん、私のように長年やっていてもど忘れはなくならないので安心してください(というか、私が下手なだけという可能性も十分にある)。

ただ救いなのが、弁護士の先生方、米側の法務官、いつも傍聴しているStars and Stripes紙の担当記者さんに上手いと褒められたこと。モノリンガルの人に褒められても微妙なのだが(モノリンガルは通訳の質の評価ができない)、バイリンガル、それもかなり高いレベルの方々にお褒めの言葉を頂くと正直かなり嬉しい。正確性に加えて、私は裁判を遅らせないために話すテンポも結構意識して通訳しているのだが、そこをきちんと見て評価してくれている。もっと頑張ります。さあ、あとは軍の組織図と部隊名をもっと勉強しなきゃな。

ちなみに火曜日は審理の前にテレビ撮影が入った。よくテレビのニュースなどで流れる法廷内の様子と裁判官などを映すやつである。いつもは私も定位置に座ってカメラに映るのだが、今回は直前まで書記官室にいたので映らなかった。まあ、それはそれでいい。映ったらいつも同じシャツを着ていると思われるからな(実際は法廷用に同じシャツを4着持っている)。
タグ :法廷通訳

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